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「外人の日本語は片言の方が」 久米さん10年後の謝罪
朝日新聞 2006年12月21日16時59分
http://www.asahi.com/national/update/1221/TKY200612210282.html
キャスターの久米宏氏が、テレビでの発言をめぐる在日外国人からの10年も前の抗議に対して今月1日、謝罪していたことがわかった。謝罪したのは、出演していたテレビ朝日「ニュースステーション」での「外人の日本語は片言の方がいいよね」との発言。久米氏は「今頃何をとお思いでしょうが、心からおわびします」としている。
外国人の人権を守る活動をしている「ザ・コミュニティー」代表で米国出身の有道出人(あるどう・でびと)さん(41)によると、発言があったのは96年10月の同番組内。インドのルポの中で、インド人がよどみない日本語で話をする映像を見て、久米氏は「しかし、外人の日本語は片言の方がいいよね」と発言した。
これに対して、有道さんらは同局に口頭やメールで、「日本語を必死に勉強し、日本社会に溶け込もうとしている外国人もいる。とても不快に感じた」などと抗議した。だが、当時、返事はなかったという。
久米氏から有道さんに突然謝罪のメールが届いたのは、今年12月1日。発言を認めた上で、「よく考えてみると、これはかなり失礼な発言だと思います。いわゆる『島国根性』の視野の狭さ、と反省しています」などと書かれていた。
久米氏は朝日新聞の取材に対し「最近、(抗議があったことを)ネット上でたまたま知りました。10年前は知りませんでした」とコメントした。
有道さんは当時から、自身のホームページ(HP)にことの経緯を詳しく掲載していた。
有道さんは「驚いたが、久米さんのように影響力のある人が過去の発言を放置せず、修正しようとしてくれてうれしい」と話している。
テレビ朝日広報部は「当時の対応の内容はわからない。視聴者から毎日100件ほどの意見をいただいており、司会者らにすべて伝えるわけではない」としている。
ENDS
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