出版発表:「ニューカマー定住ハンドブック」新発売

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======== 出版・ブック・ツアー発表 ========

有道 出人です。ご無沙汰しております。しばらく連絡していない理由は単行本を共著したのです。明細(まえがき、書評、ブック・ツアー日程、目次)はこれから発表します。宜しくお願い致します。
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タイトル:「ニューカマー定住ハンドブック 日本で働き、暮らし、根付くために」
英語タイトル:Handbook for Newcomers, Migrants, and Immigrants to Japan
ISBN: 978-4-7503-2741-9
著者:樋口 彰 と 有道 出人
言語:日英対訳
ページ数:372ページ
出版社:明石書店(株)http://www.akashi.co.jp
発売日:2008年3月15日
値段:2300円(本体)税込み2415円
ブック・カバーなど、もっと詳しくは:http://www.debito.org/?page_id=582
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書評:
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 樋口氏と有道氏によるこの「ハンドブック」は、日本に在住する外国人にとって「第2のパスポート」になるだろう。現代日本における、法律・経済・社会的な「迷路」を歩んでいく人々にとっての「案内図」となっている。この「ハンドブック」は実用的でわかりやすく、「ニューカマー」の生活向上だけではなく、日本の人道社会の発展にも大きく貢献する内容となっている。
ーージョン・リー博士
カリフォルニア大学バークレイ校社会学部教授国際・地域研究所長、「MULTIETHNIC JAPAN」著者
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まえがき

 労働者の移住はグローバル化する世界では無視できない現実だ。日本も例外ではなく、近年の日本の外国人登録者数、国際結婚数、永住権取得外国人は記録的な数となっている。本書は、日本人でない人たちが日本に定着し、安定した生活を送り、日本社会にも貢献できるようなるためのガイドブックである。

 日本は、世界有数の裕福国であるだけでなく、生活水準も非常に高い。日本に来たいと思う人はたくさんいる。実際に多くの人が日本にやって来ている。一方で日本でも外国人に来てもらいたいと考える人は多い。内閣府のレポート、経済団体、そして国連も日本が高齢化、少子化、納税者層の縮小に対応するには、さらに外国人が必要だと提言している。しかし、残念なことに移住に関する政府の対応は十分とはいえない。ニューカマーたちが、日本に定着し、住民として安定した仕事と生活を送るために必要となる施策・情報提供がまだ十分とはいえない。私たちは、この実用ガイドブックがその一助になれば良いと考えている。

 この実用ガイドブックは、どのような社会に溶け込むためにも必要となるそれぞれのステージに対応した7つの章から構成されており、1)入国の手続、2)雇用の確保・安定、3)起業、4)諸問題への対処、5)将来・定年への備え、6)シビルソサエティーの発展への寄与という流れになっている。多くの読者に読んでもらえるように、簡単な英語(英語を第二言語とする読者のため)とふりがなつきの日本語からなる見開き構成となっている。

 この実用ガイドブックは、全ての情報を網羅的に提供するものではない。むしろ、効率よく必要な情報を捜すことができる簡潔で気軽に買うことができる一冊としてつくられている。他に詳しい情報を載せた「生活マニュアル」やホームページ(役所の電話番号一覧などについて)がある場合には、情報の重複しないように参照先を記載するのみに留めてある。又、この本は日本の法令を遵守する読者向けのものである(そのつもりのない方はおことわり!)。この本が、日本の制度に精通した者からのアドバイスとして、皆さんの時間を節約し、無用のトラブルを避け、日本で生活していく上での選択肢を探す上で、役に立つことを願っている。

 この2007年度版は、実用ガイドブックの初版である。本書でのアドバイスは全て、著者の意見に基づくものであり、最初から全ての点について一番良いアドバイスをできるとは考えていない。将来の改訂にむけて、皆さんからの情報提供を頂き、より皆さんのニーズにあったないように改良を加えていければ幸いである。皆様のご意見・ご感想は大歓迎であり、さらに将来中国語、ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、ヒンディー語、ウルドゥー語等の他言語への翻訳を協力して頂ける方がでてくることを期待している。

 皆さんが、この素晴らしい国で豊かな暮らしを送ることを願って。

— 樋口 彰、行政書士
(higuchi DOT akira AT gmail DOT com)
— 有道 出人、JAPANESE ONLY著者 
(www.debito.org, debito@debito.org)

有道 出人のブック・ツアー(3月15日から4月1日まで):
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3月15日(土) 仙台FRANCA 福祉プラザにて
3月16日(日) 東京新橋 NUGW本部にて
3月17日(月) Roppongi Bar Association, Century Courtにて
3月18日(火) 外国特派員協会(FCCJ) Book Break 有楽町にて
3月19日(水) アムネスティ インタナショナル 高田馬場にて
3月21日(金) 長野 亀清(かめせい)旅館にて
3月22日(土) 長野 亀清(かめせい)旅館にて
3月23日(日) Good Day Books 東京都恵比寿にて
3月25日(火) 大阪FRANCA 大阪市立市民学習センターにて
3月27日(木) 滋賀大学にて
3月28日(金) 日本全国語学学会(JALT) 神戸支部 国際会館にて
3月29日(土) 日本全国語学学会(JALT) 和歌山支部 ビッグアイにて
3月29日(土) 日本全国語学学会(JALT) 大阪支部 生涯教育センターにて
3月30日(日) 日本全国語学学会(JALT) 岡山支部 表町サンカクAビルにて
4月1日(火)  福岡 福岡ゼネラル・ユニオンにて
開催場所へのリンク先は http://www.debito.org/?page_id=582
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目  次
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第1章 来日のための手続
1 - 日本のビザ制度を理解する(ビザ、在留資格(SOR)、在留資格認定証明書(COE))の違い   
2 – 日本に来るための手続
  - 在留資格認定証明書を国外から取得する
  - 在留資格を日本国内で取得・変更する
  - ビザ、在留資格、在留資格認定証明書のまとめ
3 – 日本に来てからの手続
  - 家族を呼び寄せる
  - 一時出国する
  - 滞在期間を延長する
  - 転職する
  - 就職のため在留資格を変更する
  - 入国管理局での手続のまとめ
4 –  どんな在留資格があるのか?
  - 全27種類の在留資格の一覧
  - 職種にあわせた在留資格の例
  - 在留資格をとるための条件の例
5 -  オーバーステイや資格外の活動をすると?
 - 最近の入管法の改正
  - 知らずに違反してしまう例
  - オーバーステイした場合のアドバイス
6 – 永住許可と日本国籍
  - 違いと取得のための条件
7 –  まとめと安定した在留資格に向けてのアドバイス

第2章 安定した仕事と生活のために
1 - 日本の労働環境の特徴
2 – 労働に関する法律
3 - 労働契約
4 – 給料の制度
5 – 源泉徴収と税金
6 – 労働者のための労働保険と社会保険
7 - まとめ

第3章 事業を始める
1 – なぜ起業か
2 – 個人事業か法人事業か?
3 – 会社の種類
4 – その他の事業形態(NPO、LLP)
5 – 株式会社を設立して事業を開始する方法
6 – 事業の許可
  7 – 事業を続けていくために必要な定期的な手続
  8 – 事業を成功させるためのアドバイス
  9 – 用語集

第4章 こんなときはどうするか? トラブルへの対処法
警 察:
(オーバーステイ、外国人登録証やその他の入管に関することは第1章を参照)
   警察官からパスポートや身分証明書(「外国人カード」)のチェックを受けたとき
   警察官以外からパスポートや外国人カードのチェックを受けたとき
   警察に逮捕や拘留されたとき
   交通事故にあったとき
   犯罪の被害者になったとき

差 別:
(差別の定義については、 )
   商業施設への入場を断られたとき
   ホテルの利用を断られたとき
   アパートへの入居を断られたとき
   貸主と問題があったとき、退去するよういわれたとき
   ローン利用を拒否されたとき
   差別と感じることについて抗議したいとき

裁 判:
(日本の裁判制度については、 )
   法律的アドバイスが必要なとき、弁護士が必要なとき
   裁判を起こしたいとき
   少額訴訟(詐欺、契約違反等)を起こしたいとき

職場での問題:
(労働に関係する法律、労働条件その他の職場についての内容で、一般的なことは第2章参照)
   労使問題で行政機関からの支援が必要なとき
   労働組合に参加したり、労働組合を設立したいとき
   転職したいとき

家族に関する問題:
(家族について、結婚や子供の入学といった一般的なことは、  章参照)
   日本人の子に、外国人親の氏をつけるには
   子供が学校での問題(イジメ)にあったときは
   子供の学校をかえるには
   家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)にあったら
   離婚したいときは
   子供との面会、親権、監護に関する問題があるときは
   未婚で日本人男性の子を妊娠したら

生活一般:
(日本で生活するうえで障害克服や生活改善についてよくある質問。銀行口座開設などの一般的な内容は  章参照)
   日本語を勉強したいとき
   クレジットカードを取得したいとき
   保険に加入したいとき(自動車保険、生命保険、損害保険)
   運転免許証を取得したいとき
   永住権を取得したいとき
   家やマンションを購入したいとき
   自分で事業を始めたいとき
   カウンセリングや精神的な支援が必要なとき
   日本国籍を取得したいとき
   公職選挙にでたいとき

未来、定年、死に備える:
(年金、長期投資等については、第6章参照)
   遺言の書き方
   相続に関する日本のルール
   母国の文化にあわせた葬式をするには
   母国で葬式をするために遺体を送還するには
   墓地を確保するには

第5章 こんなときはどうするか? トラブルへの対処法
  1-経済的な備え
     -退職金制度
-年金制度
-民間の保険制度
-その他の長期的投資
  2-生活・医療についての備え
     -介護
     -老人保健
-成年後見
  3-遺言・相続について
     -相続と税金
-遺言書

第6章 社会へ還元する: シビルソサエティーの発展
1. 団体を探す
2. 新たに自分で団体を設立する
3. 団体を正式なものにする
4. 行動から主義・主張へ
5. 「日本は決して変わらない」という主張を前向きにとらえる
6. 結論

第7章 まとめとアドバイス
索引
以上

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