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ブロクのみんなさま、以降は株式会社 スリーエーネットァークという出版社への抗議文です。NPO 多民族共生人権教育センターからの依頼で、手紙の下で当グループからいただいた文書と関連記事をご参考まで。宜しくお願い致します。有道 出人
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2007年3月29日
〒101−0064東京都千代田区猿楽町2−6−3松栄ビル
株式会社 スリーエーネットァーク
社長 高井 道博 様
北海道情報大学 助教授
有道 出人
教科書「みんなの日本語」改善要請
冠省 私は日本の国際化を研修している北海道情報大学助教授有道 出人(あるどう でびと)と申します。帰化した日本人として、単行本「ジャパニーズ・オンリー 小樽温泉入浴拒否問題と人種差別」(明石書店07年改訂)の著者です。詳しくはwww.debito.orgをどうぞご覧下さい。
さて、御社が出版している教科書「みんなの日本語」の件ですが、191ページにある会話のなか、図書館へ行く外国人は道の案内の途中、「外国人登録証を持って来て下さい」というセリフが載っています。
既に様々な改善要請が御社に届いたと思いますが、ご存知の通り、図書館のスタッフは要求する立場にはありません。法律上(外国人登録法 第十三条 第二項)では「入国審査官、入国警備官、警察官、海上保安官その他法務省令で定める国又は地方公共団体の職員」に限り、要求することができます。図書館員は該当者になりません。
それに、私は付近の図書館に確認してみたが、「外国人登録証は不必要」と認めました。その他の身分証明証も結構なので、御社はその事実を外国人学生に伝える義務があります。正しい記述を載せるのが『教科書』の役目です。
直ちに当会話を「外国人登録証」よりも、「身分証明証」にして下さい。日本語を勉強する人にとって、この言葉も生活上で必要不可欠であります。
宜しくご検討の程お願い申し上げます。
〒… 北海道情報大学
有道 出人
草々
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参考資料:
(クリックすると拡大されます)
NPO 多民族共生人権教育センターより昨年の抗議文:
株式会社 スリーエーネットァークの社長 高井 道博氏からの返答(2006年5月26日付):
「私どもが『外国人登録証』という単語を選んだことの意味とは全く噛み合ないものと受け止めています。」
毎日新聞2006年5月22日(朝)より
「日本語教材に不適切表現」
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UPDATE APRIL 17, 2007
出版社からの返事が届きました:
クイックコメント:
上記の毎日新聞の記事によると「返答を検討する」と言ったものの、1年間が経ってから当社一切譲りませんね。回答書で挨拶なく、「宜しくお願い致します」などさえない言い方などで、多少疑問が残ります。この出版社は外国人のニーズについて充分な認識がありますかね。有道 出人
1 comment on “日本語教科書「みんなの日本語」出版社への抗議文(アップデート:回答文いただき)”
So, would it be perfectly acceptable for a library to request a “juminhyo” from its Japanese clientele?
Of course I don’t suppose making changes like “bring some I.D., like your alien registration card, student card or drivers licence” would be an appropriate example of natural Japanese either…